エコカー減税の影響で、中古車の税金面でのお得感は薄れてきてはいますが、現状は取得税が全額免除になる車も少ないので、中古車は今でも税金面でもお得と言えると思います。

中古車は税金面でもお得っていうのは本当か?

悩む女性

 

決して間違った質問ではないですが一昔前に比べて、この質問に関しては一概にYESとは言えなくなってきたのが現状です。
新車に比べて、中古車の方が諸経費は安いです。

 

⇒中古車の車両価格以外の費用は?

 

 

ですが乗用車の場合、車検が最初は3年ついてきますので、新車に比べて諸経費が安いとお得っていうのは一概には言えません。

 

車を買う時の税金面などの諸経費について、新車と中古車を合わせて紹介します。

 

 

消費税

これは新車・中古車に関わらず発生します。
2014年の4月より8%に増税されましたが、2015年10月に10%に増税されます。

 

 

自動車取得税

中古車のお得感が失った要因のひとつとなります。

 

新車で購入すると車両価格の5%が取得税として必要でしたが、エコカー減税で免税や減税になるケースも最近は多くなっています。

 

エコカー減税に適用しない車ですと中古車のお得感は一層強くなります。

 

中古車も初度登録が間もない車には取得税が発生するケースがあります。
車の本体価格ごとに中古車でも発生する期間が変わりますので、事前に確認しましょう。

 

 

自動車税

その年度の月割で新車・中古車ともに必要になります。
新車ですと、一定の環境基準を満たすと翌年度のみ自動車税が減税されるケースもあります。
中古車は13年以上経過している場合は割増になります。

 

 

重量税

新車の乗用車の場合は3年分・中古車の乗用車で車検が無い場合は2年分が必要になります。
車検が残っている中古車は発生しませんのでその分お得になります。
新車の場合もエコカー減税が適用されると免税・減税になる場合もあります。

 

 

自賠責保険

新車の乗用車の場合は原則37ヶ月分。
中古車で車検を取り直す場合は25ヶ月か24ヶ月分が必要になります。

 

車検が残っている中古車の場合、残りの月割で負担するのが原則となっています。

 

 

自動車リサイクル費用預託金

新車・中古車ともに発生します。

 

 

ナンバー代

新車の場合は必ず必要になります。中古車でもともとついているナンバーが同じ管轄のナンバーの場合、そのナンバーをそのまま使用すれば発生しません。
ナンバーの取り直しや希望ナンバーを取ると新車・中古車変わりなく発生します。

 

 

 

このように、エコカー減税の影響で、中古車の税金面のお得感は薄れてきてはいますが、13年超の車の自動車税増税以外は中古車だから発生する税金はなく、取得税が全額免除になる車も現状は少ないので、中古車は今でも税金面でもお得と言っていいでしょう。